学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

学校はサービス残業ありきの職場?

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4月から学校司書になった新米司書さんは、先生方の名前を覚えてそろそろ落ち着いてきた頃でしょうか。


オリエンテーションが終わってホッとしたのもつかの間、今年度の本の選書・発注・装備・登録、授業で使う資料の準備、備品の注文...と慌ただしく時間が過ぎていくと思います。
毎日毎日、時間足りないですよねー。


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最近の朝日新聞にこんな記事が載っていました。
www.asahi.com


教員以外の学校職員と連携することで、先生方の多忙さを緩和できるのか。明星大にて調査したものを基に書かれた記事です。


昨年1~3月、神奈川、兵庫、愛知、千葉、静岡の5県にある小学校240校、中学校420校を対象に支援スタッフ1246人、教員2890人からの回答の結果なのですが・・・


その中に『学校司書』の項目があり、思わず注目してしまいました。記事によると、


時間外労働の頻度「よくしている」「ときどきしている」の割合


小学校だとSC(スクールカウンセラー)が71%


学校司書が70.0%


日本語指導員46.6%、学習支援員34.8%・・・と続くそうです。
ちなみに中学校の学校司書では50%近くの割合。


続いて、時間外勤務の手当支給の有無です。


SC・学習支援員は小中共に1割前後。


学校司書はいずれも1割に満たない。とのこと。



...やっぱりね。




今まで教員の時間外労働の記事はよく見ましたが、こうして学校を支援する他のスタッフの実情に目を向けたものは初めて見たました。とてもありがたい事です。
改めて数字で見てみると、やはりみなさん超過勤務しているのだなぁと実感します。



SCさん・SW(スクールソーシャルワーカー)さん・相談員さんは、私の学校の場合は月二回ほど来ていますがやはり複数校かけもちです。また勤務時間が短いので担任が授業の合間に抜けて、慌ただしく相談をしているような状況です。ただでさえ年々、家庭環境や心身に問題を抱えた児童が増えている中、明らかに勤務時間が足りていないように見えます。



また、学習支援員さんは入る学年やクラスの様子によってどうしても定時に上がれなかったり、事務的な作業がどうしても授業後になってしまうので、毎日少なからず超過勤務しているようです。



そして学校司書はというと、何度も書いてきましたが自治体によっては複数校兼任。大規模校、小規模校関係なく一人勤務が殆ど。限られた年間勤務時数の中で、図書館運営に関わる全ての業務を実質ほぼ一人で行っているのですから、学校の規模によっても業務量の差が出てしまいます。



私達のほとんどは時給制の非常勤が多いのですが、子供達の為を考えると『定時ですからここまで』とはなかなか言い出せない面もあります。もちろん気持ちとしては多少無理をしてでも頑張りたいのですが、後任の人の事を考えると、あまりやりすぎない方がいいのかなとも思うわけです。いやぁ...それでも出来る限りは時間内で終わるようには頑張っているのですけど。



図書館をよりよくしたいと思えば思うほど、限られた時間との狭間でジレンマに陥ります。
仕事のやりがいと反比例して待遇は悪くなるばかり。そんな待遇でも『学校司書』の募集は人気があってたくさんの人が集まりますから、雇用側としては待遇改善の必要性を感じないのでしょうね。好きな仕事がだからいいでしょ、と言ってしまえばそれまでなのですが、私達のやっていることは、あくまでもボランティアではないわけでー。私達にも生活があります。


結局、自分の身は自分で守るしかないので、ではここまで。と割りきるしかないのでしょう。


その結果の皺寄せは?


やはり子供達にいくのだと思います。


なんとも本末転倒ですよね。


まとめ


私の勤務校でも、熱心な先生方が毎日朝早くから夜遅くまで、毎日残業しています。


その時間が月100時間以上、しかもほぼ無給というのを聞いて、先生方のボランティアありきでしか成り立たない学校の現状に、つい危機感を感じてしまいます。



『チーム学校』体制が充実するには、まだまだ課題がありそうですが、文科省が掲げているように、支援スタッフの配置の充実や待遇改善、専門性の向上を少しでも早く進めていってほしいものです。



今回も愚痴っぽくなってしまいました...。



明日も頑張ります!




おしまい


ブラック化する学校 (青春新書インテリジェンス)

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