学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

新年度スタート!どうする?図書館オリエンテーション

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新年度がスタートしました。

すでに入学式&始業式が終わった学校もあると思います。
私の勤務校は来週ですが、春休み中でも新学期の準備は始まっています。


始まっているのですが、


やっても、
やっても

やっても

やることが終わりませーん!


あーなんで新学期ってこんなに忙しいのでしょう。
進級処理をしながらも、あの書類作らなきゃ、掲示も張り替えなきゃいけないし。あぁ書架サインも新しくしたい。と色々考えが浮かぶのですが、1日6時間の勤務ではとても時間が足りません。
良くないと思いつつ、ついこの時期はサービス残業になってしまいます。



そういえばこの記事を書いてからちょうど一年が経ちました。もう一年前なのです・・・早。(いつも言ってる)

www.libook11.com


このブログも春で開設一年になるのですが、検索ワードで一番多いのが


「学校司書 仕事」です。(そしてその次はなぜか「学校司書 ストレス」という・・・え)


この時期の学校司書の頭の中は特に、


「今年のオリエンテーションどうしよう」


新米学校司書は

「オリエンテーションて何すればいいのーーー???」


でいっぱいだと思います。(ひょっとしたらベテランの方は余裕があるのかも。私は心配性なので何年経っても悩みの種。)


やはり、司書としては毎年内容のレベルアップを図りたいので悩むのですよー。


今回は学校図書館には欠かせない「図書館オリエンテーション」について書いてみたいと思います。

「図書館オリエンテーション」って何をするの?

オリエンテーションというと何だか難しそうに聞こえますが、簡単に言えば図書館の利用法を伝えるのが目的です。

本を探すためには本の場所がわからないと探せません。
本の場所を見つけるには、並び方の仕組みがわからないと探せません。

調べたい事があった時に、どんな本を使えばいいのか。本のどこを見ればいいのか。方法を知っていれば答えにスムーズにたどり着けます。


年度はじめのオリエンテーションでしっかりやっておくと、授業中だけでなく自分で疑問に感じたことをいつでも調べられます。これ大事。


学校図書館は読書をするところだけではなく、情報センターの役割の部分が大きいですからね。


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ただ、図書館オリエンテーションについて具体的に載っている資料って、なかなか無い。


毎年同じことだけ長々と話していても、子供も退屈してしまいます。いかに興味を引き付けつつ、図書館って便利だな。なんだか楽しいところだな。と思ってもらえらこっちのものですよね。

勤務校に合わせた内容で

では具体的に内容を考えてみましょう♪

まずは一番大事なのは、その学校の図書室内のきまり。どこの学校でも独自の図書館ルールが何かしらあると思います。

  • 静かにする
  • 本を大事にする
  • 返却期限
  • 貸出冊数
  • 開館時間


などなど。
転校生や転任してきた先生に向ける意味でも、基本的なルールを周知しましょう。

小学校の場合(学年別)


経験上小学生、特に低学年は一度にたくさんの話を盛り込むのは厳しいです。数回に分けて行ったり、学期の始めごとに内容を分けて行う方法もあります。その辺は学校の事情に合わせて考えましょう。


私の場合は、学年に合わせて少しずつ内容を変えています。

1年生


①自己紹介
②図書室の約束(クイズ形式)
③本の場所
④絵本の読み聞かせ

とにかく図書室のルールを覚えてもらうのが1番。三択のクイズ形式にしています。これで結構盛り上がります。

2年生


①自己紹介
②図書室の約束(クイズ形式)
③本の場所(本の住所の話)
④絵本の読み聞かせ
⑤本の紹介

1年間図書室を使ってきているので、改めて復習。1年生の時よりも本の並び方を詳しく説明。(図書館の仕組みを探る単元があるので)

3年生


①自己紹介
②図書室のルール確認
③本の並び方
④分類番号の話
⑤図鑑・百科事典の使い方(目次・索引)
⑥本の紹介

3年生では図鑑・百科事典を使う単元があるので、導入になるようなオリエンテーションを意識しています。目次・索引の使い方を説明。分類記号についても話します。

4年生


①自己紹介
②図書室のルール確認
③本の並び方
④分類番号の話(日本十進分類法)
⑤本探しゲーム
⑥本の紹介


4年生国語で日本十進分類法が出てきます。プリントに印刷したものを渡して、去年より詳しく分類について説明します。本探しゲームなどで色んな分類の本に触れてもらいます。

5年生

①自己紹介
②図書室のルール確認
③本の並び方
④分類番号の話
⑤著作権・引用の話
⑥本探しゲーム・グループワーク
⑦本の紹介

高学年では著作権・引用についても意識したいところ。グループごとにテーマを与えて調べてもらう方法もあります。

6年生


①自己紹介
②図書室のルール確認
③本の並び方
④分類番号の話
⑤著作権・引用の話
⑥グループワーク
⑦本の紹介


かなり図書館の仕組みを理解してきているので、グループワークなど新たな実践をチャレンジしてもらうことが多いです。今年はグループごとにテーマに沿った本を選んでみんなのおすすめ図書館を作ってもらおうかと考えています。

プリントは配ったほうがいいの?


無いよりは、あったほうが。という感じでしょうかね。小さいサイズに印刷したほうが読書カードに挟めるのでその後も活用してもらえそう。

小道具を用意しよう


分類記号を大きく拡大したものを何枚かラミネートして説明する時に使っています。著者記号を担任の先生の名前にして説明すると盛り上がります。『◯◯先生が詩の本を書いたら911の◯だよ』とか。これでぼーっと聞いていた先生の目が覚めましたよ。

「図書館分類の歌」歌ってみる?


学校司書の間で話題の『図書館分類の歌』を知っていますか?


図書館分類のうた(小学生用)

これ、とっても覚えやすい!
ただ、今の子供って『アルプス一万尺』知ってるのでしょうか?誰か教えてー。



NDCのうた(日本十進分類法早覚え)

中学生以上ならこっちでしょうか。詳しいー!

他にもキラキラ星バージョンなどYouTubeで探すと出てきますので、思いきってみんなで歌ってみるのも面白そうですね。(私はまだやったことないけど)

読み聞かせ&本の紹介


本の楽しみを伝える時間でもあります。年度始め、とにかくクラスのみんな大笑い出来る本を探して読み聞かせしています。



オリエンテーションは図書室の存在をアピールできる

長々と書いてしまいましたが、そんな私も何回やってもなかなか満足するオリエンテーションには至ってはいません。ですが懲りずに毎年何かひとつ新しいことを取り入れています。
自分に合ったやり方さえ見つかれば、オリエンテーションはそんなに怖くはないでしょう。
何より先生方に図書室をアピールできる絶好の機会です。トライ&エラーで楽しいオリエンテーションの時間が作れるといいですよね。