学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

卒業していく君たちに

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勤務校の卒業式でした。


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もう何度目かの卒業式なのに、やっぱり最後の呼び掛けと歌では毎回泣きそうになってしまいます。


図書室ではいつもふざけすぎて私によく怒られていた子も、距離が近くてやたらと甘えてくる子も、職員席から見た横顔がすっかり立派になっていて、月日の流れを感じてしまいました。



あーあ。また、卒業していくのだなぁ...。



見送る方はいつも寂しいです。



ありがたいことに『一緒に写真を撮って欲しい。』と声をかけてくれた子達がいました。
実は先日下校前に図書室に寄ってくれて、



『先生、私達この図書室に住みたいです。』



と言ってくれた子達でした。
思えばいつも本の話だけじゃなく、色んな話をしたっけ。



独り仕事で煮詰まっている時の何気ないやり取りは、私にとってなによりのガス抜きでした。何度助けられたかわかりません。



そう思ってくれて本当に、ありがとう。感謝しかありません。



卒業する6年生に読んであげたい本があったのですが、結局時間が無くて読めませんでした。



『ぜつぼうの濁点』という絵本です。


ぜつぼうの濁点



昔むかしあるところに言葉の世界がありました。



そこには、おだやかなひらがなの国がありました。



ところがある日、『、、(てんてん)』濁点のみが置き去りにされていました。



濁点は「ぜつぼう」の「せ」に仕えていたのですが、いつも嘆き悲しんでいる主を思い、自分さえいなければ『ぜつぼう』から『せつぼう』になれるのだ。と自ら主の元を離れます。



新たな主を求めて道行く途中、色々な言葉に出会いますが、誰も濁点を受け入れてはくれません。



と、そこへ。おおきな『おせわ』がやってきます。



濁点はおおきな『おせわ』に担がれ、無理やり深い『し』の沼へと放り込まれてしまうのですが...。



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はじめて読んだ時、なんて暗い話だろう。と思って読み進めたのですが、ラストの「なるほど!」という展開に思わず感動してしまいました。


もしかすると、子供達にはあまりピンと来ないかもしれないです。
人生の中で色々経験した大人だからこそ、胸に深く響くお話なのかもしれません。



ただ、これからの人生で壁にぶつかった時に



どんなに『ぜつぼう』的な時でも、助けてくれる人がきっといるし『きぼう』は生まれるよ。



という事を最後に伝えたかったのです。機会があったら是非読んで欲しいなぁ。



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最後に。
卒業の節目にぴったりの本がほかにもあったので貼っておきます。
中学生になってもたくさん本を読んでくれますように。
そして、君たちの未来がたくさんの『希望』で溢れますように!



卒業おめでとう!




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しばし春休みを満喫したら、怒涛の4月が始まります。
さぁて、色々考えますよ!



おしまい