学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

本を返さないそこの君

<スポンサードリンク>

12月ですよ12月。
『師走』ということで先生達もバタバタ忙しそうです。
図書室も来週から冬休みの貸出が開始します。
今年も早かった。(毎年言ってる)



さてさて、学期末に大事なのが「未返却本の回収」です。

f:id:libook:20171128164653p:plain

公共図書館と学校図書館では対応も違いますが、どちらにしろ督促作業はあまり楽しくない仕事の一つです。でも黙っていたらいつまでも戻ってきませんし。割りきってやるのみ。


学校図書館の督促状


私の学校では、定期的に期間を決めて本を返却していない児童に「督促状」を渡しています。
使っている図書館システムで対象期間を設定すると、返却遅れの児童への督促状を作成することができます。


主に書かれているのは

  1. クラス・名前
  2. 借りた本の題名
  3. 返却期限
  4. 督促回数


など。
学校の督促状では本の題名が書かれています。公共図書館では個人の趣味嗜好を知られないよう書名を伏せて連絡していました。なので予約の連絡を電話でする時も、本人でなければ書名は伝えません。
ただ小学校では子供は何を借りたかすら忘れてしまう事が多いです。本の題名が分からないと探そもそも探しようもない。ということであえて書名を載せて督促状にしています。


貸出の際にも、返却の遅れている資料は赤字で表示されるので、その都度口頭で「返却遅れてるよー」と声をかけているのですが


全然返してくれやしない


しかも返さないのはいつも決まった子。そして兄弟がいる場合はほぼ揃って未返却だというから困ったもんです。


督促状は担任の先生から渡して貰います。連絡帳に書いてもらったり、電話で連絡して確認してもらったり。


これが厳しい先生のクラスの児童は血相変えて返しにきますが、そもそも督促状の存在自体を忘れてしまう先生もいるので、こうなるとどうにもこうにも。


借りたものは返す


基本的な事がなんで出来ないのか...これは子供だけじゃなく大人にも言えますけどね。



そもそも図書室の本は適当に扱われる事が多いです。私の不在時に貸出手続きをしないまま黙って持っていっちゃう先生も多いし。そしてなかなか返ってこない。ゴニョゴニョ


もちろん先生方へも未返却本の催促はしますが、何度も催促してると気まずいものです。きちんとしてる人はきちんとしてるから性格の問題でしょうね。

紛失した場合


どうしても見つからない場合は一旦、不明処理をして様子をみることにしています。
なぜならしばらく時間をおいてみると『あった!』と持ってくることが多いからです。



それでも紛失の場合。うちの学校では基本的にら『弁償』はしていません。
これもまた学校によって基準が様々。中学校だと弁償も多いと聞きます。あくまで学校図書館の館長は校長先生なので、校長先生の判断で決まることが多いです。公共図書館と違ってこのように融通が利くのは学校図書館ならではだと思います。



以前本を無くした事を私に伝える前に『探したけど無いので同じ本を買ってきました』と持ってきた子がいました。どうやら親御さんが同じものを購入して子供に持たせたようです。ところが、その新しい本を登録してカバーをかけた直後『やっぱりあった!』と持ってきたのでした。



ひとこと言ってくれれば



どうせ同じの買えばいいんでしょ?と開き直っているよう思えて、がっかりした出来事でした。


弁償する前に、まずは子供に一生懸命探させる。無いことを担任と司書に素直に話す。
すみません。と言えるように諭すのが親の役割だと思うんだけどなぁー。




まぁ、それでも戻ってくるだけましです。
外国では61年経って図書室に本が戻ってきたそうな。


61年間延滞になっていた本を発見 | カレントアウェアネス・ポータル


私の知人にも、小学校の時の本まだ返してない。(30年前!)なんて強者もいるぐらいですから。


長期間見つからない本は、結局は除籍になってしまいます。
貴重な税金から購入している本。もっともっと大事にしてほしいなぁ。




さてさて明日からまた督促しなくては。


返してない子はしっかり司書の頭にインプットされてますからね。顔を見るたび言われますからね。


『早く本を返しなさーい!』

f:id:libook:20171129072240p:plain


おしまい