学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

読書週間始まりました!最近の図書館は楽しいよ!

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読書週間が始まって一週間が経ちました。
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毎日休み時間は本を借りる子供達の行列で大変な事になってます。
この期間は普段めったに図書館に来ない子供も続々とやってくるので司書も気合が入ります。忙しさは普段の倍ですが、嬉しい悲鳴といったところでしょうかね。

さてさて読書の秋の真っ最中ですが、読書週間に限らず普段から学校図書館や公共図書館では色々と本に関するイベントを行っています。
最近はなかなか面白い取り組みも多いので、大人のみなさんもぜひ図書館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

学校図書館でのイベント

図書館クイズ

本に関係するクイズを何問か作って、それに答えるというもの。誰でも知っているような定番のお話を使ったものから、難易度の高いちょっとマニアックな本の問題まで用意するのがポイントです。正解者にはプレゼントを渡します。

図書館ビンゴ

あらかじめビンゴカードを全児童に配布。「動物の本」や「物語の本」などテーマにそった本を借りるとスタンプを押してもらえます。みごとビンゴになるとオリジナル栞などがもらえます。テーマを本の分類に置き換えると、色んな本を借りるきっかけにも。
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そういえば、なぜか子供達は栞が大好きなんですよね。図書ボランティアさんや図書委員さんに手伝ってもらって内職のように作ります。あとは大事に使ってくれればいいのですが(よく返却本に挟まったままのことが多いのでね。)

読書の木&読書マラソン

本を借りると葉っぱの形の紙を一枚渡します。紙に借りた本の題名を書き、木の枝が書いてある模造紙に葉っぱを貼っていきます。
子供達がたくさん本を借りると、立派な読書の木ができあがり。
学年単位で木を作ったり、木の葉の色を変えると新緑や紅葉。花びらに変えてあじさいの花やコスモス。など季節に合わせてバリエーションが効きます。華やかなので図書館の掲示にぴったり。見た目でみんなが読んだ本の冊数が分かるのもいいですね。

読書郵便

あらかじめ用意された紙に本の感想や絵を描いて図書室のポストに投函します。宛先は友達だったり、担任の先生だったり。
消印にハンコを押すとリアリティが出ます。コンテスト形式にして、各賞を決める学校もあるみたいです。手紙は図書委員の児童に届けてもらいます。
兄弟に書く子。同じ登校班の子に書く子。沢山手紙を書いてもらう先生は、やっぱり人気がある先生ですね。

スタンプラリー

本を借りるとカードにスタンプをひとつ押してもらえます。集めたスタンプの数によって、表彰状や栞、もう一冊貸出券、予約優先券など景品がもらえます。問題は景品欲しさに本を借りても読まずにすぐ返す子がいることでしょうか。貸出数を上げるだけがイベントの目的ではないので悩み所です。
まずは普段本をあまり借りない子の手に本を渡す第一歩、と割り切っている部分もあります。

担任の先生&図書委員による読み聞かせ

担任の先生が読む、というだけで子供達のテンションがいつもより格段と上がります。どんな本を選ぶのか先生のセンスもわかって個人的にも楽しみなイベント。基本的に先生方はみなさんとても声が通るのでとても聞きやすいです。
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本の交換会

子供達がもう読まなくなった本を持ち寄って机の上に並べます。一冊提供した人は一冊、好きな本を持ち帰ることが出来ます。

ビブリオバトル

挑戦者は時間内で自分の好きな本のおすすめポイントを発表します。参加者は読んでみたいと思う本に投票。票を多く集めた方が勝ち進んでいくという流れ。
本を紹介するにあたり、重要なポイントを抑えながら読む練習にもなります。いかに読んでみたいと思わせるか、プレゼンテーション力も鍛えられますね。

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それにしても、いらすとやさんってなんでもあるな...。







公共図書館でのイベント

ぬいぐるみおとまりかい

これは実は題名通りの絵本があるのですが図書館が先なのか?絵本が先なのかちょっと忘れてしまいました。すみません。

ぬいぐるみおとまりかい (えほんのぼうけん (63))

ぬいぐるみおとまりかい (えほんのぼうけん (63))

子供達がお気に入りのぬいぐるみを図書館に持参し、一晩お泊りさせるというものです。

閉館後、図書館でぬいぐるみ達が司書の仕事を手伝ったり、本を読んだり、眠っている姿の写真を写してくれます。
翌日、ぬいぐるみを迎えに来た子供達に写真を渡し、自分のぬいぐるみが自分達のために選んでくれた本を借りることができます。

とーっても楽しそうですが、学校でやるには色々とストップがかかりそうでチャレンジ出来ていないです。でもなんとも夢があるイベントですよね。

実際に取り組んでいるさいたま市の図書館の取り組みの様子。絵本を読み聞かせするぬいぐるみのチンパくんがかわいすぎる!
www.lib.city.saitama.jp

本の福袋

これは最近書店でもやっているお店ありますね。

中身がわからないので、袋に本のヒントを書いている場合もあります。
どんな本が入っているのか、大人でもワクワクしてしまいますね。
hokkaido-shimizu-lib.jimdo.com
そういえば、去年タイトルの分からない文庫として「文庫X」が話題になりました。ブックカバーがかけられた状態で販売されていましたが中身が気になっていたのを今思い出しました。
タイトルはもう解禁になっているようですね。

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

まだ読んでませんが。

読書通帳

読書通帳を専用のATMで読み取ると、読んだ本の題名、ページ数などが書き込まれます。自治体によっては、本のキャラクターが書いてあったりしてなかなかかわいいです。読書記録にもいいですよね。
図書館流通センターのサイトで実物を見ることができます。
www.trc.co.jp
まさに通帳。預金通帳と間違えそう。

まとめ

図書館での色々なイベントはどうでしたか。

読書週間中は普段の倍以上の貸出があります。
貸出冊数は記録に残り報告書として上にも毎月上げていますが、それが私達司書の評価基準になっているのかははっきり言ってよくわかりません。

ただ「子供の読書離れ」とよく言われていますが、現場で働く身としては「子供達はきっかけさえ与えれば意外と本を読むもの」だな。というのを実感しています。

とにかく図書室に足を運んでもらえば、その分子供達が本を好きになるチャンスが増えるわけですから、司書としては貸出数に左右されず、ただ全力でイベントをこなすのみですね。

ということでまだまだイベントは続きますが、気合いで乗り切ります!

最後に、ビブリオバトルに興味のある方はこちらの本がおすすめですよ。
ビブリオバトルへ、ようこそ! (スプラッシュ・ストーリーズ)
学校図書館で人気のある本がたくさん出てきます。本の紹介の仕方も読んでいて参考になる部分が多かったです。読書の秋に是非♪


おしまい