学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

学校はブラック企業?

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読書週間が始まりました。

同時進行で研究授業の資料集めもあり、一年の中で最も学校図書館がバタバタする季節になりました。でもやるしかないですが。


こんな記事を読みました。
www.asahi.com
news.yahoo.co.jp

最近何かと話題の先生方の長時間労働。ブラック企業の働き方改革、なんて言われてますが学校現場もなかなかブラックですよ。主に小学校の場合を書いていきます。

教員の勤務時間

学校にはタイムカードの類いがないので、正確な滞在時間は本人しかわかりませんが。私の勤務校の場合だと教員の勤務時間は8時15分から16時45分までとなっています。
これには45分の休憩も含まれます。
ただ、この時間通りだと実際には勤務開始前に子供達が学校に着いてしまいますね。なのでもっと早く学校を開ける人がいるわけです。

一番乗りは何故か若い先生が多い。実際に聞いてみると6時半くらいには出勤している様子。修学旅行や林間学校の日は準備があるので5時だったとか。
学校の朝は早いです。

それでいて退勤が早い訳ではなく、10時過ぎになることもあるそうです。なおかつ土日も自主的に学校に来て仕事をしている人もいますから、かなりなブラックですよね。
ちなみに時間外手当ては貰えないそうです。

授業が終わった後からが、また忙しい


朝の会から始まり、小学校の先生方は基本的に教室で子供達とほとんどの時間を過ごします。それぞれ5、6時間目が終わって職員室に先生方が揃い始めるのが4時くらいでしょうか。


ここでやっと、つかの間の休憩時間。


のはずなのですが、曜日によってはこの時間に職員会議や専門部会や研修が入ってきます。その間にも保護者対応の電話が入ったり、教材屋さんが来て打ち合わせしたり。これでは満足に休めないですよね。そして私が見ているのは恐らくほんの一部分。見えない所で他にも沢山の事務仕事をこなしていると思われます。


先生と打ち合わせの時間が確保できない


さて教員ではない私が長々と書いているのには理由があります。この教員の忙しさが、実は学校司書の仕事にも影響を及ぼしているからです。

私は勤務時間の関係で1時間目が始まってから出勤するのですが、学校につく頃には先生方はすでに教室にいます。そして私が退勤する時間は、まだ先生達が職員室に戻ってきていないのです。そう、



先生に全然会えないのです。



時間割の変更連絡や、授業に使う資料についての打ち合わせなど、どうしても直接話をする必要に迫られるのですが。先生方がとにかく忙しくて、なかなかつかまりません。



この仕事を始めて、よく使うようになった必須アイテムがあります。




『付箋』です。




休み明けの机の上にはいつも先生達からの付箋でいっぱいです。私ももっぱら連絡は付箋やメモで行っています。余談ですが、みなさん面白い付箋使っているんですよ。お茶目ですね。

ショウワノート メモ キャラめもかん ドラえもんB MK-065

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話がずれました。



特に図書主任の先生が忙しいと、図書館に関する打ち合わせの時間が確保出来なくて本当に困ります。あくまで運営の舵を取るのは図書主任の先生ですから、司書の独断であれこれ進められないのです。どうしても先生と話すためには、やむを得ずサービス残業することもありますが困ってしまいますよね。



そんな中でも司書教諭と司書の打ち合わせ時間を、なんと週に2時間確保している自治体もあるようです。研修もしっかりあるみたいですし本当に羨ましい限りです。
荒川区ですね。
学校図書館を築く自治体の挑戦(1) 荒川区-1|教育マルチメディア


とにかく人手が足りない

学校の規模にもよると思いますが、慢性的な人手不足を感じます。先生の欠勤時や出張の時、自習監督に入れる先生がまず足りません。



その結果→子供達だけ図書室に送り込まれます→喧嘩始めます→職員室に助けを求めに行きます→職員室に誰もいません→どーしろと。







閉館しました→職員室に行きました→会議中で誰もいませんでした→電話鳴ります→電話に出ます→電話番します→いつ帰れと。



なんてことも司書の身に起こり得るわけであります。



そもそも先生の数が足りないから、一人辺りの仕事量が増えるんですよねー。そしてその一番の弊害は他ならぬ子供達です。授業の質を高めるのなら、充分な準備・打ち合わせができるだけの時間的余裕が不可欠なのではないかと思うのですが。

まとめ

先日『兎の眼』を読みました。

主人公の小谷先生は新米教師です。毎日悪戦苦闘しながらも手強い子供達と徐々に心を通わせていきます。一番の見所は会話もろくにできなかった鉄三が、大好きな蝿の研究を通して自分のありのままを受け入れてくれた先生に心を開いていく所です。鉄三が先生に宛てて書いた手紙を読むシーンは涙無しでは読めませんでした。

兎の眼 (角川つばさ文庫)

兎の眼 (角川つばさ文庫)

ただこの作品が発表された1974年頃と比べると学校を取り巻く現状は更に窮屈になっているような気がしますけど。

現場ではとにかくみなさん明るいのが救いです。毎日なんだかんだと色々ありますが、先生達は常に全力で子供達と向き合ってます。子供達もそれに答えように頑張ってます。学校はブラックかもしれないけれど、やっぱりキラキラしています。

その明るさが消えないように。まずはブラックからグレーぐらいになるように。



先生増やしましょう。



ね。



おしまい