学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

お彼岸に思うこと。

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お彼岸花ですね。


毎年、この時期になると彼岸花をみつけるとつい目を奪われてしまいます。
彼岸花はあの鮮やかな赤と独特の形から別名をたくさん持つ花でもあります。
その数はなんと1000以上もあるとか。


彼岸花について、小さな子供からでもわかりやすく書かれた絵本があります。


福音館書店から出ている『ひがんばな』という本です。

ひがんばな (かがくのとも絵本)

ひがんばな (かがくのとも絵本)

白を背景に、真っ赤な彼岸花が際立っている表紙は遠目がききます。
風景の絵が、写真を見ているように色鮮やかで、読み聞かせすると子供達の表情がぱあっと変わっていくのがわかります。
彼岸花は球根から直接茎を伸ばして、いきなり花を咲かせるんですね。
だから気がつかない内に、いつも咲いていたのでした。この本を読むまで私も知りませんでした。



彼岸花についてもっと詳しく書かれている、かこさとしさんの『ヒガンバナのひみつ』という本もあります。

ヒガンバナのひみつ (かこさとし大自然のふしぎえほん)

ヒガンバナのひみつ (かこさとし大自然のふしぎえほん)

球根には毒があるといわれていたり、昔は食糧難の時の非常食だったなどなど。
ヒガンバナについて、これでもかというほどの知識が満載の科学絵本です。
この時期は必ず面出ししています。




彼岸花が出てくる物語もあります。


朽木祥さんの『彼岸花はきつねのかんざし』

彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)

彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)

舞台は戦時中。主人公のかのこの前にある日きつねが現れました。
きつねは『あんたあたしにばかされたいかい』と問います。
きつねとかのこの無邪気な交流が始まりますが、それも長くは続きませんでした。
あの日、ピカドンが落ちてからは…。
戦争はあたりまえの日常を無常に奪っていく。今の不安定な世界情勢だからこそ、親子で読んでほしい一冊。

絵本版はこちら。

絵本 彼岸花はきつねのかんざし

絵本 彼岸花はきつねのかんざし


『花さき山』は彼岸花の切り絵が印象的な本です。

花さき山 (ビッグ・えほん)

花さき山 (ビッグ・えほん)

山の中でやまんばに出会った、あや。気づくと一面には見たこともない綺麗な花が。
やまんばは、この花は村の人間がひとついいことをすると咲く花だと、教えてくれます。
そしてその中には妹思いのあやが咲かせた赤い花もあるのでした。
教科書で読んだことがある人も多いことでしょう。
自己犠牲は優しさか、辛抱か…大人になるとまた違った視点で考えさせられる深い物語です。


おひさまいろの きもの (日本傑作絵本シリーズ)

おひさまいろの きもの (日本傑作絵本シリーズ)

『おひさまいろのきもの』もこの時期にぴったりな絵本。
サイズが大きめで、絵も素晴らしいので読み聞かせ向きだと思います。。

目の見えない、ふうはお母さんと二人暮らし。
秋祭りに着ていく新しい着物が欲しいけれど、貧しくて簡単には買えません。
そこで、糸を紡いで、色を染め、織りあげ、自分の力で布にしていきます。
心が温かくなるお話です。公共図書館でもよく借りられていました。



そしてお彼岸といえば、欠かせないのが「おはぎ」。
おはぎの出てくる絵本も何冊かあげておきます。

おばあちゃんのおはぎ

おばあちゃんのおはぎ

おばあちゃんが、美味しいおはぎの作り方を教えてくれます。そういえば、母も昔はよくおはぎを手作りしてくれていたのを思い出しました。
このシリーズ、他にもおせち、ひなちらし、えほうまき、ななくさがゆなどがあり、季節の行事に絡めての読み聞かせによく使っています。

おはぎちゃん

おはぎちゃん

おじいちゃんが縁側の下におとしたおはぎの「おはぎちゃん」はまだおはぎの赤ちゃん。庭先の生きものたちに助けられて育ちます。
ほのぼのストーリーです。



美味しいおはぎを食べられる平和な国に住んでいること、ご先祖様に感謝をしなくてはいけませんね。



さて、前回のこの記事を書いてから
www.libook11.com
これからの働き方、自分は何をしたいのか、何ができるのか。ずっと考えています。


気が付けば図書館畑を転々としているので、他に何ができるのかもわかりません。
年齢の事を考えると贅沢を言っていられないのも分かっています。


タイムリミットはあと半年。


残るか。去るか。学校で子供達の顔を見るたびに、決断が揺らいでいます。