学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

某大学で司書講習を受講した時の話。

<スポンサードリンク>

かれこれ5年前、某大学の司書講習で司書資格を取った。この大学では司書講習が二通りあった。
ひとつ目は、8~9月の2ヶ月間お盆休みと日曜日だけを除く毎日、講習を受けるクラス。
もうひとつは、インターネットを使いサイトにアクセスして、動画で講義を受講するeラーニングというもの。これだと8ヶ月くらいはかかる。
短期決戦で2か月間、休まずに通う自信がとてもなく、私はeラーニングでの受講を決めた。

6月下旬の暑い日。最初のガイダンスがあり、これからの説明や本人確認の登録手続きをした。
年齢層は20~30代、40~50代半々ぐらい。
終了後、立食で軽い軽食をとりながら、実際に講義を担当する先生達や受講生同士で交流をした。
図書館で働いているが資格が無いので受講することにした人。現役の大学生。学芸員学校図書館ボランティア。フリーター。会社員など様々。
北は北海道から来ていた受講生もいて、最後のスクーリング2週間を考えると交通費+ホテルの滞在費でトータルいくらかかるのだろうとびっくりしたものだ。
かくいう私も、なけなしの20万ほどを振り込んでいたので「絶対に挫折するものか」と気合だけは負けていなかった。

eラーニングでの受講が始まる

ガイダンス終了後、早速自宅での受講が始まった。
真夏の暑い中、毎晩二時間はパソコンに向かい、眠気を堪えながら視聴。
合間合間に確認テストやレポート提出やらがあるので、適当に聞いているわけにもいかない。
このレポートが毎回結構な字数で書かなければならず、学生時代から20年以上経っているおばさんには、文章を形にするだけでも相当きつかった。
テキストが無いので毎回講義の内容は全て印刷。コピー用紙とプリンターのトナー代は結構な金額になった。通信速度が遅くて、光回線を契約したりとなんだかんだと予想外の出費はかさんでいた。
これは実務に役に立つのか?良く分からない内容もあったが、疑問点はメールで質問もできるし、好きな時間に受講できるでなんとか挫折することもなく課題を修了していくことができた。

スクーリング授業

演習がある科目は大学キャンパスにて受講した。
主な科目は

・情報資源組織演習(目録・メタデータ作成・分類・件名・主題分析)
・情報サービス演習(レファレンスサービス演習・情報検索)

で、パソコンや図書館内の資料を実際に使う。

今までの座学から、まさに司書実務に関わる内容に一気にシフトチェンジしたものだ。
パソコンを使った演習では少しでも聞き漏らすと、スピードに付いていけないので、老いた脳みそをフル回転。集中していたので、9時から6時50分までの講義自体はあっという間に感じたが、帰り道の疲労感が半端ではなかった。
個人的にはレファレンス演習で、グループを組んで出された問題に対する解答をみつける作業が楽しかったかな。本のポップ作成なんかも面白かった。

最終テスト

最後は全ての科目で最終テストが行われた。殆どの科目が資料持ち込み可なので楽勝かと思いきや、とにかく範囲が広いので、どこの内容かを把握していないと、あっという間に時間が過ぎてしまうので気を抜けなかった。
まぁ真面目に受講していれば、やらかしてしまうことはないと思うが。

成績通知表

さて、約8ヶ月かけて受講した結果はというと…
f:id:libook:20170613201641j:plain
こんな感じ。まずまずの結果であった。真面目に受講して、欠席さえなければ落とすことはないらしいが…。

司書講習を受けてみて

eラーニング自体は、自分の好きな時間に好きなペースで受講できるので、忙しい自分にはぴったりであった。テキストだとモチベーションを維持するのが大変そうだが、映像と音声での受講は飽きずに続けられるのでいいと思う。欲をいえば、本人確認の為に静脈認証機器を毎回使うのが面倒だったかな。スマホタブレットから外出先でも受講できればもっと便利だなと思う。

そして、演習科目は席の近い人達とたまたま気が合ったのが良かった。一緒に学食で昼食を食べたり、課題の疑問点を確認しあったりと、短い間ではあったが同じ目標に向かう同士は本当に心強かった。

約20万円かけてとった司書資格。

あれから結果的には図書館の仕事に携わってはいるものの、あの中の何人が果たして正規の司書として働いているんだろうかと思うことがある。
実際には司書資格を持っていなくても、働ける図書館は多いし、資格を持っていたとしても、時給にすれば50円程度の差だったりもする。

果たして元が取れているのか、取れていないのか。
いまだに答えは出ていないけれど、潰しの利かないこの業界に、足を踏み入れる覚悟があるのなら、20万なんて安いものじゃないかと思う自分もいるのである。


にほんブログ村