学校司書@非常勤

とある小学校の図書室に生息する、学校司書。難しいこと語れません。絶滅しかかってます。

学校司書の仕事って何から始めればいいの?

学校司書になって一番戸惑ったのが、図書室の仕事を理解している人が学校には誰もいないということ。面接時に「仕事は手探りで覚えていくことになると思います。」とは言われていたが。まさか満足に引き継ぎもないまま、未経験の私が一人で学校図書館の運営を始めることになるとは。

 

図書担当の先生は「私も今年初めて図書館担当になったので…。あ、あと私一年で異動予定ですから。」と早々に宣言される始末。(その言葉通りこの先生は一年間殆ど私に丸投げしたまま、異動していった。)

 

訳が分からないまま、あれよあれよとものすごいスピードで職員会議は進み、資料を目で追うだけでいっぱいいっぱい。もしかして今私はものすごく場違いな所にいるんじゃなかろうか?とどんどん暗い気持ちなっていったのを、いまだにこの時期になると思い出す。

 

年度初めの4月は学校全体がとにかく忙しい時期。新しいクラスの準備に入学式の準備。先生方も私なんかに構ってる余裕なんてなかったんだろう。今ならよくわかるのだけれど。

 

せめて何から始めればいいのか大まかな流れだけでも教えてもらえれば、不安に押しつぶされることも無かっただろうなと思う。ただでさえ私のように新採用で配属された場合は、前任者との引継ぎがないままのスタートが多いと聞く。(前任者が退職の場合は確認のしようもないとか。恐ろしい…。)

 

何がわからないのかがわからない。誰に聞けばいいのかもわからない。聞いたところで誰もわからない。)

 

それでも翌週には図書館を開館しなくてはならない。とにかく図書室に残った資料に片っ端から目を通してなんとか開館することはできたが、一つ一つ確認するための無駄な時間の多かったこと。あの頃は布団に入っても仕事の事が常に頭から離れず、軽い不眠症になっていたものだ。

 

今年もどこかにいるであろう、眠れない新人司書に向けて、とりあえず4月当初これだけやっておけば何とかなる。という仕事の流れを、ざっくりと書いていこうと思う。

 

※あくまでも私の勤務校の場合。

 図書主任との打ち合わせ   

まずは一番始めに大事なのは図書担当の先生(司書教諭)との打ち合わせ。勤務校の図書館の利用方法や取り組みなど取り急ぎざっくりでもいいので、教えてもらう。年度始めは、担任を持っている先生方は教室準備や学年の打ち合わせ・会議などとにかく忙しいので、手が空いたタイミングで時間を作ってもらう。(こちらから話しかけないと最後まで後回しにされる可能性大)担当の先生自体が異動してきたばかりだったり、新任の先生だった場合は他に図書部の先生方が必ずいると思うので、今までのやり方などを一緒に教えてもらう。
 
どこまでが主任、どこからが司書の仕事かは勤務校によって線引きが難しいところではあるが、その都度確認や相談しながらやっていけばなんとかなる。ただあくまでも図書館の指揮官は司書教諭。館長は校長であり、私達はサポートする立場だということを忘れずに。出過ぎず、甘やかさず、でいい関係を築けるように心がけていきたいもの。司書教諭との相性によって、学校司書のストレス度はかなり違うと思う。

今年度の児童名簿を入手する

児童名簿を入手する。新年度のクラスが決まったら先生方がクラス名簿を作成するので図書主任に集めてもらうか(学校によってはデータとして管理職から受けとる場合もあり)遅い場合は自ら催促(でもこれ一年目だとかなりハードル高し)養護の先生はいち早く名簿を入手していたりするので、聞いてみるのも手。とにかく名簿が無いと進級処理が進まないので、出来るだけ早めにお願いする。個人情報なので名簿の管理は慎重に。

児童の卒業・進級処理をする

私の学校の場合はパソコンで管理しているので、始めにシステムの中の卒業生のデータを削除。バックアップをとってから新クラスに登録変更の作業をしていく。転出、転入生に注意しながら、名簿のフリガナも間違えないように確認。名前の間違いは気にする児童が多いので特に気を付ける。前年度の予約を引き継ぐかどうかは図書主任と話し合ってきめよう。

貸出カードを作成する

貸出カードを印刷。ラミネートをかけてクラス別にケースなどに入れる。学校によっては個人管理か図書室管理か違うこともあり。

図書館利用案内を作成し配布する

まず教職員に向けての利用案内を全職員に配布。基本的な利用方法や団体貸し出し、勤務時間等を周知してもらう。児童用はオリエンテーションの時に配布。

図書の時間割を確認する

図書室の時間割を作成してもらう。図書主任にお願いして回覧回して決めてもらおう。

オリエンテーションの日程を決めてもらう

オリエンテーションの日程を決めてもらう。基本的にオリエンテーションが終わったクラスより図書室の利用が始まることが多いと思うので、それに合わせてどんな内容にするか準備を進める。(実はこのオリエンテーションの準備が大変なんだけど。)

今年度の図書の予算を確認する

うちの学校の場合は4月下旬に確定している。事務の方に確定したら教えてもらうよう声をかけておく。

図書館便りを作成する

児童用の図書館便りを作成。前任の司書の作ったものがパソコンに残っているかもしれないのでそれを直して使ってもよい。自己紹介も兼ねて文面を考える。

起案書(自分→図書主任→教務→教頭→校長の順番に回され、書類のチェックをしましたよという承認を受ける印をもらう)をつけて、確認してもらう。了解を貰ったら児童数か家庭数かどちらかを決めて、配布してもらう。(ちなみに私はいつも児童数で配布している。)

委員会での活動内容を確認する

図書委員会の活動はすぐに始まる。昨年度の活動内容を確認し、初回に準備しておかなくてはならないものを用意しておく。4月は23日は「子ども読書」の日なので、前後に図書委員会と協力してできるイベントなども考えておくとよい。(図書委員による読み聞かせや本の紹介。その期間貸出数を増やすなど。)

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 4月が終われば、とりあえず一段落。学校全体がとにかく慌ただしい時期だけど、落ち着いて一つ一つ終わらせていけばなんとかなる。


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